12/11 奈良マラソン ランナーが街の主役になる日
2022年12月13日
ランナーが市民権を回復してから半年ほど経つだろうか。今年の春くらいから市民マラソンの多くが復活し、2020年、2021年と新型コロナウイルス拡散機のように扱われ、市民の「安心・安全」を守る為に河川敷や山野に追いやられたランナー達が市街地に帰ってきた。
今年出場した富山マラソンや奈良マラソンのような大規模・都市型マラソンは街の一大イベントである。
前夜から街は遠方から来て宿泊するランナーで溢れ、酒を飲みたいけど明日のことを考えると思う存分飲めないような、そんなもどかしい空間が広がる。
会場となった大公園はランナーで埋め尽くされランニングブースや地元の物販ブースが立ち並ぶ。
街中に「〇〇マラソン」の のぼり や標識が立ち並ぶ。
中心市街地から観光地・郊外まで42.195㌔もの道路を貸し切り、普段自動車で溢れる街路はランナーのものになる。
そして(本当は嫌々やっているのかもしれないが)数百数千ものボランティアが私利私欲を満たすだけのランナーに応援や給水、給食、救護を差し伸べてくれる。
私はマラソン大会の参加費を高いと思っている。(事実コロナで便乗値上げしてるし) ただ「街の主役」になれるスポーツなんてマラソンしかないのではないだろうか。そりゃあプロ野球やJリーグのチームは街の顔で、彼らには遠く及ばないかもしれない。でも、マラソンは健康体ならば誰でもできる、誰でも主役になれるのだ。そう考えると1万円や2万円なんか、安いのかもしれない。
もし、ここまで読んでくれた貴方が「主役」になりたい目立ちがり屋なら、どこかのフルマラソンに(勿論、ウルトラマラソンでも良いのだけど)エントリーすることをお勧めする。

